三郷市議が二度目の辞職勧告へ、9月の勧告・書類送検後も問題行動継続で2回目の審査会決定

三郷市議会は12月1日、関根和也議員(無所属)に対して2回目となる「議員辞職勧告」を決定したと発表しました。
9月の辞職勧告決議や威力業務妨害での書類送検を受けても議員活動を継続し、再度の不適切行為があったとして、各会派から審査請求が提出されていました。
関連リンク:【続報】三郷市議会が新人市議への「辞職勧告決議」を可決、政治倫理審査会勧告を受け本会議で正式決定
関連リンク:議員辞職勧告を受けていた三郷市議が威力業務妨害で書類送検、勧告後も活動継続
追記
さらに動きがありました!!!!!
関連リンク:【速報】12/3(水)三郷市議会が関根議員の除名処分を可決、2度の辞職勧告を無視、除名処分で議員資格を強制剥奪
異例の2回目辞職勧告
三郷市議会議員政治倫理審査会は、関根和也議員の再度の不適切行為について審査を行い、「議員辞職勧告」相当と決定しました。
審査請求の経緯
- 10月15日:市議会各党会派代表者から議長に審査請求書提出
- 対象条項:政治倫理条例第3条第1号、第3号、第4号、第8号、第9号
これまでの経緯を振り返る
8月:問題行為の発覚
- 8月18日:市役所窓口で職員に大声で「犯罪者」等と誹謗中傷
- 8月22日:市長から議長に申し入れ書提出
9月:1回目の辞職勧告
- 9月16日:政治倫理審査会が辞職勧告決定(全会一致)
- 9月19日:市議会本会議で辞職勧告決議を可決
11月:書類送検報道
- 関根議員が威力業務妨害の疑いで書類送検されたと報道
12月:2回目の辞職勧告
- 10月15日の審査請求を受けて再審査
- 12月1日:再び「議員辞職勧告」決定
1回目と同じ条例違反を認定
今回も前回と同様、政治倫理条例の以下5項目の違反が認定されました。
- 議会・議員の名誉・品位を損なう行為の禁止
- 市職員の公正な職務執行の妨害禁止
- 市職員の人事への不当関与禁止
- ハラスメント行為・誹謗中傷等の禁止
- 他者の名誉棄損・人格を損なう行為の禁止
極めて異例の事態
同一議員に対して2回の辞職勧告が行われることは極めて異例です。1回目の勧告後も議員活動を継続し、再度問題行為があったとして各会派が一致して審査請求を行う事態となりました。
辞職勧告に法的拘束力はありませんが、市議会として最も重い措置が2回続けて決定されたことで、政治的・道義的責任はより一層重大になったと言えます。













