子供達をネット犯罪に関わらせないために私達ができる事
ここの所、爆破予告のメールを送りつけたり、掲示板に書き込んだりする事件が多発しています。
最初に事件を起こした犯人は逮捕されましたが、その後、類似する事件が続いています。これは恐らく別人である「模倣犯」の仕業かと思われます。
犯人像をプロファイルする事はできませんが、たった一通のメールを送り付ける事、掲示板に書き込む事は、今ではスマホ一台持っていれば誰でも出来る事です。
これは私達の子供達もやろうと思えば、いつでもどこでも簡単にやれてしまうという事を意味します。
子供達にとっては、ちょっとした「イタズラ」や「悪ふざけ」の範疇であったとしても、それが今回のような爆破予告事件へと発展してしまった場合、その後に待っているのは、威力業務妨害罪による逮捕(補導)、そして多額の損害賠償請求です。
一時期Twitterなどを中心に学生のアルバイトがバイト先での悪ふざけを撮影したものをアップロードして内輪で遊んでいた、いわゆる「バイトテロ」なる事件が横行しました。
この時も彼らは、仲間内だけでのちょっとした「イタズラ」や「悪ふざけ」の範疇だっと思います。
しかし、それらをネットにアップしてしまったが為に、解雇そして退学。最悪のケースではバイトテロによって閉店に追い込まれた所もあるといいます。その場合は損害賠償請求が発生した可能性があります。
恐らく彼らは「まさか、こんな事になるなんて」と信じられない気持ちで、事の顛末を見届ける羽目になった事でしょう。
「まさかうちの子に限って」
と思う方もいるかもしれませんが、こういった、ちょっとした悪ふざけから発展する犯罪や、いじめといったものは、どの子供にも、いつ起こってもおかしくないと私は思っています。
当然、私の息子たちも例外ではありません。
それが悪い事だと分かっていても、その事が招く最悪の結果までは無知ゆえ知りません。
悪い事だと分かっていても、いや分かっているからこそ、仲間内で盛り上がってしまう「ノリ」で思わずやってしまう。
そんな事は十分に起こりうる事だと考えます。
私達親が出来る事は、こういった犯罪の果てにどんな悲惨な事が待っているのか、それを正しく伝える事だと思います。
「最近爆破予告事件が多くていやね〜」
で終わらせず、是非家族で話し合ってみてください。私も息子たちと話し合ってみたいと思います。
