三郷市のクラウドファンディング型ふるさと納税が終了、ギリシャ選手団キャンプと図書館支援、どちらも好成績
5月から7月末まで実施されていた三郷市のクラウドファンディング型ふるさと納税の結果が発表されました。
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2つの事業で募集した寄附は、多くの方の賛同を得て目標に近い、または上回る成果を収めることができました。
※写真はイメージです。
ギリシャ陸上選手団キャンプ支援は達成率96%
「ギリシャ陸上選手団の事前キャンプを三郷市と応援しよう!」では、目標額500万円に対して480万7,000円が集まり、達成率96%となりました。
この事業は、9月に開催される東京世界陸上に向けて、ギリシャ陸上選手団が三郷市で事前トレーニングキャンプを行うことを支援するものです。
三郷市は平成26年からギリシャ共和国との交流を始め、平成28年からはホストタウンとして継続的にスポーツや文化交流を続けています。
今回のキャンプでは、世界で活躍する選手のサポートに加えて、東京2020オリンピックではコロナ禍のため実現できなかった、ギリシャ選手と市民との交流も予定されています。
こども読書支援は目標を上回る114%達成
「日本一の読書のまち三郷 図書館のこどもの本を充実させたい!」では、目標額100万円を上回る114万2,000円が寄せられ、達成率114%となりました。
三郷市は「日本一の読書のまち」を宣言しており、この事業では市内7か所の図書館・図書室において、絵本や物語、自然科学や国際交流に関する多様な児童書を充実させることで、こどもたちの成長と学びを応援します。
寄附金の活用について
集まった寄附金は、それぞれの事業において有効活用される予定です。
ギリシャ選手団キャンプ支援では選手のサポート環境整備や市民との交流イベントに、図書館支援では新しい児童書の購入に充てられます。
今回のクラウドファンディングは、返礼品を設定せず「モノではなく想いで支える」形の寄附として実施されました。特定の事業を直接支援できる仕組みに、多くの方が賛同したことがうかがえます。
国際交流と子どもの教育支援という2つの分野で、市民や全国の支援者と連携した取り組みが実現できそうです。
寄附をいただいた皆さんの想いを形にするため、今後の事業実施が注目されます。
